2009/05/13 - 2009/05/15
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SUR SHANGHAIさん
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この年も訪れた宮古市。
いつも宮古のあたりを案内してくれたり、あれこれ教えてくれるAさんに、今回もまた新しいスポットへと連れて行ってもらいます。
今回の取って置きの場所とは…、
ええっ!! Σ(・ω・ノ)ノ
岩手県沿岸にある宮古から、内陸の早池峰山(はやちねさん)や、それより更に遠い岩手山(いわてさん)、八幡平(はちまんたい)方面まで見える場所なんてあるの〜? (◎◇◎)
百聞は一見に如かず。
お天気のいい日を見計らってさあ出発!!
表紙の画像は、峠ノ神山(とうげのかみやま)近くから見えた岩手県北上山地(きたかみさんち)の最高峰、早池峰山(はやちねさん、1917m)。
早池峰山は、日本百名山、新日本百名山、花の百名山、新・花の百名山、一等三角点百名山の一つに選ばれた岩手の名峰。
その山頂は、宮古市、遠野市、花巻市の境界線になっています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
この年も岩手県沿岸の宮古市を訪れたSUR SHANGHAI。
岩手県の県庁所在地の盛岡からだと、岩手県北バスの106急行バス、またはJR山田線でアクセスできます。
本数が多いのは106急行バス。
時刻表や料金などについては、下記の岩手県北バスのサイトで最新情報をどうぞ。その他、県外からの路線バス、県内一般路線バス、宮古市浄土ヶ浜の遊覧船情報もあり。
http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/
JR山田線だと本数はごく少ないんですが、この画像のようにお客さんが少なくゆったりと座れます。広い窓から外の景色が楽しめるのでお勧めですよ。
運行については、下記のJR山田線時刻表でお確かめ下さい。
http://ekikara.jp/newdata/line/1301691.htm
●注: 同じJR山田線でも、沿岸の宮古と釜石を結ぶ区間は、2011年の東日本大震災の影響で2012年3月下旬現在も不通になっています。
今後の状況については、最新情報でご確認下さい。 -
この時は、JR山田線で盛岡から宮古へ向かったSUR SHANGHAI。
JR山田線の歴史などについては、下記のウィキペディアのページでどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E7%B7%9A
JR山田線の盛岡⇔宮古間は、北上山地を横断する路線。
車窓からの景色がいいので、居眠りしたらもったいないですよ。
これは、盛岡寄りにある区界高原(くざかいこうげん)あたりで、区界駅を過ぎた頃。
向こうに見えるツンと尖った山は兜明神岳(かぶとみょうじんだけ 1005m)。
画像手前に見えている兜神社の鳥居が、登山コース入口の一つになっているんだそう。 -
盛岡⇔宮古間のJR山田線は、国道106号線とほぼ並んでいるほか、区界高原(くざかいこうげん)を過ぎると、閉伊川(へいがわ)という川も一緒に並んで宮古を目指します。
この閉伊川の源は、上の画像の兜明神岳(かぶとみょうじんだけ)付近。
流れ着く先は、宮古市の宮古湾。
延長は88.2kmと短い川ですが、渓流のような流れがきれい。
JR山田線の車窓からよく見えますよ。
閉伊川についての詳細は、次のウィキペディアのページでどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%89%E4%BC%8A%E5%B7%9D -
JR山田線の宮古駅に到着して表に出ると、すぐ傍らに観光案内所あり。
上段の画像の建物がそう。
各種パンフレットなどが置いてあるので、是非いただいていきましょう。
そうそう、本州最東端のトドヶ崎を訪問した方は、この観光案内所でも本州最東端訪問証明書を出してもらえますよ。
証明書は有料で、1枚100円。
上記の証明書を出してもらえる場所はほかにもあって、下記の宮古市のサイトの産業振興部商業観光課のページに出ています。
http://www.city.miyako.iwate.jp/cb/hpc/Article-1625.html 証明書の画像も出ています。
●注: 2011年の東日本大震災後の10月に、トドヶ崎への上り口になっている姉吉(あねよし)の海岸を訪れてみたところ、海岸周辺の施設は無くなっていましたが、上り口への標識は出ていました。
必要な方は、下記の旅行記でご確認下さい。
★車で重茂半島に行ってみる(2、完) −姉吉再訪、そしてその周辺へ
http://4travel.jp/traveler/casa/album/10611259/
中段の画像は、JR山田線の宮古駅。
青い屋根の小さい駅舎が可愛い。(*^。^*)
宮古には三陸鉄道の宮古駅もあります。
JR山田線の宮古駅に向かって右手100mほどの場所で、下段の画像がその駅舎。
東日本大震災ではどちらの駅舎も残りましたが、JR山田線と同様に三陸鉄道も沿線の被害が大きかった路線。
今後の運行状況、イベントなどについては、下記の三陸鉄道のサイトで最新情報をご確認下さい。
http://www.sanrikutetsudou.com/ -
さて、無事にまた宮古を訪れたSUR SHANGHAI。
いつも宮古周辺について教えてくれるAさんが、
「こどすは はぁ 亀ヶ森牧場の一本桜は終わったども、天気がいいがら早池峰山(はやちねさん)や八幡平(はちまんたい)あだりが見えっかもしんねえ。行ってみっか?」
――今年はもう亀ヶ森牧場の一本桜は花が終わったけど、天気がいいから早池峰山や八幡平あたりが見えるかもしれない。行ってみようか?
で、もちろん喜んで行ってみることに。(*^。^*)
まずは、宮古市街地から西町(にしまち)→雄又の峠(おまたのとうげ)→田代(たしろ)と進んで、田代の次の亀ヶ森牧場を通過。
この画像だと、右手の木がその亀ヶ森牧場の一本桜。もう葉桜だぁ。
翌2010年の5月半ば過ぎに再訪した時にはちょうど満開だったので、その様子や亀ヶ森牧場周辺への道筋などについては下記の旅行記にまとめてあります。詳細が必要な方はご参照下さい。
★亀ヶ森牧場の一本桜
http://4travel.jp/traveler/casa/album/10477220/ -
亀ヶ森牧場の林道脇から、南東の宮古湾方向を見る。
この日は春にしては空気が割りと澄んでいて、宮古湾向こうの重茂半島(おもえはんとう)や太平洋も見えた。
画像をクリックして元画像にすると大きく表示されます。
ピンクの*印を付けたのは、テレビ塔などがある重茂半島の月山(がっさん)。
左手方向に目をやると、重茂半島の先端の閉伊崎(へいざき)も見えたこの日。 -
亀ヶ森牧場の林道脇から、南南東方向を見る。
宮古市は岩手県沿岸にありますが、山が沈下して出来たリアス式海岸のために、ちょっと海岸風景から目を移すと急に山深い感じの景色になってびっくりします。
この画像の奥の一番高く見える山々は、南隣の山田町との境にある十二神山(じゅうにしんざん)になるのかな。 -
この2009年の5月半ばにはもう花が終わっていた亀ヶ森牧場の一本桜。
それでも通りかかったついでなので、そばに寄って行ってみた。
幹に抱きついているのは、いつもSUR SHANGHAIを案内してくれる役のAさん。(;^ω^)
うんうん、そこまでしなくても木の大きさはネットで調べれば分かるからね。
高さは6m、幹周りは3.5mなんだって。 -
さて、今日の本題の早池峰山(はやちねさん)と八幡平(はちまんたい)が見える場所へと移動します。
一本桜がある亀ヶ森牧場から、まず源兵衛平(げんべいだいら)方面へ。
このあたりの林道は、普通の観光用地図だと載っていないので、詳しい地図を用意していくのが○。
途中の上り坂の日陰には、すっかり汚れた残雪が。
標高800mほどの亀ヶ森牧場にはもう雪は無かったから、ここは1000mを超えたあたり?
ちょっと停まって、来た方向を振り返る。 -
また少し車で坂を上ると、見えて来たのは亀ヶ森周辺で一番高くなっている丘。周辺はやはり牧草地。
岩手県の牧場と言えば、内陸の盛岡郊外の小岩井牧場が有名ですが、沿岸の宮古市の周辺にも結構あるんですよ。
地元のスーパーに行くと、周辺地域の乳製品もあれこれ。お試ししてみるといいですよ。
この画像で見えているあの丘へは、初めて案内してもらった2003年に行ってみたっけ。
てっぺんには、≪亀ヶ森 1112.4m≫と彫られた石碑が立っていましたが、この画像の角度からは見えません。
今回はここは素通りして、更に前進。 -
源兵衛平(げんべいだいら)方面へと車を進めて西の方向を見る。
緑の山々が徐々に青く見えるようになったあたりに雪の峰があった。
あ、あれが早池峰山(はやちねさん)か!! (^◇^)
お天気がいい日には、宮古市街地からも小さく小さく見える早池峰山。
こんなにくっきり大きく見たのは初めて。
この日のお天気に感謝! (人゚∀゚*)
雪の峰を頂いているのが、北上山地最高峰の早池峰山(1917m)。
その稜線の左手の盛り上がりは薬師岳(やくしだけ、1645m)、右手の盛り上がりは鶏頭山(けいとうざん、1445m)と言うんだそう。 -
春色に染まる山々の向こうに青い姿を見せる早池峰山(はやちねさん)。
早池峰山は、エーデルワイスに似た特産のハヤチネウスユキソウでも有名な山。
登山コースも色々あるので、下記の早池峰国定公園のサイトで見てみては?
http://www.city.hanamaki.iwate.jp/sightseeing/hayachine/
う〜ん、SUR SHANGHAIもずっと前に一度だけ連れて行ってもらって登った記憶があるけど、どのコースからだったかな。
川井(かわい)寄りのコースだったような…。 -
高い山は人々に畏敬の念を起こさせるもの。
早池峰山(はやちねさん)もその例外ではなくて、昔から山岳信仰が盛んだったのだそう。
『遠野物語』や『遠野物語拾遺』のお話の中には、早池峰山も出てきます。
そのうちの一つ、『遠野物語拾遺』の126番には、早池峰山の主は三面大黒という三面一本脚の怪物だと出ています。
そのほかには、女神様が出てくるお話があったり。
早池峰山には、ちょっと不思議な世界もあるみたい。 -
イチオシ
一本桜があった亀ヶ森牧場から源兵衛平(げんべいだいら)方向へ数km。
林道の脇に≪峠ノ神山雨量計≫が立っている場所が、本日の大本命の峠ノ神山(とうげのかみやま)への上り口。
そのそばから見る周辺の景色。
咲き残る薄赤いヤマザクラ、萌え始めた木々の色、そして白と青の早池峰山が美しい。 -
亀ヶ森牧場と源兵衛平(げんべいだいら)へ向かう林道の途中にある≪峠ノ神山雨量計≫が、峠ノ神山(とうげのかみやま)へ上り口。
…なんですが、踏み分け道も生い茂る草で消えていたり、道標も無い斜面を30分ほど上って行きます。
この翌年には、上り口に道標が新しく立てられていましたが、道の方はどうなったのかまでは未確認。
このあたりは携帯電話は通じるのかな。(・・?
どちらにしても、土地勘があって道案内をしてくれる人と一緒に上って行くのが正解だと思います。
周辺には、民家も商店も、食堂やトイレなども一切無しの場所。
そのおつもりでどうぞ。
飲食物は宮古市街地から仕入れて行きましょう。 -
峠ノ神山(とうげのかみやま)へ上って行く道筋に、藪に囲まれた陽だまりがあった。
ここだけ日差しが柔らかくてホッコリ暖かい。
新芽の葉の色まで柔らかい宮古の山の春の始まり。 -
イチオシ
峠ノ神山(とうげのかみやま)へ上って行く途中の斜面から見た景色。
下に見える車道は、SUR SHANGHAIたちが通ってきた林道。
舗装はしてあるので、積雪時以外は普通車でも大丈夫。
岩手県内陸部にはスキー場があるほど積もりますが、沿岸の宮古市街地だと積雪は50cm位だそうです。
そしてその向こうに見えるのは、雪を頂いた早池峰山(はやちねさん)。
天気がちょっと悪ければ、北上山地最高峰のこの山も見えなくなるんだそう。
今日のお天気にまた感謝。(*^。^*) -
峠ノ神山(とうげのかみやま)へ上って行く途中の斜面にあった岩。
ん?(・・? なんだか不自然な切込みが付いている。
『遠野物語』に出てくるような不思議な言い伝えがあるのかも? -
峠ノ神山へ上って行く途中の斜面。
芝生のような場所もあるなあと思ったら、元は牧草地だった場所らしい。
これは、その斜面から北北西方向を眺めた景色。
画像をクリックして元画像にすると大きく表示されます。
ちょっと左寄りの尖った山頂は、宮古市和井内(わいない)と岩泉町大川(おおかわ)の境にある堺ノ神山(さかいのかみやま 1319m)。
その右手の奥の方に白く見えているのが八幡平(はちまんたい)。
ええ〜! 沿岸の宮古からだと100kmは優に超えるあっちまで見えるなんて!(◎◇◎) すごい!
岩手山(いわてさん 2038m)は堺ノ神山のすぐ隣に見えるんだそうですが、この日は雲なのか雪の山頂なのかが判然としない眺め。
ン〜、ちょっと残念。(。´д`)
秋の方が空気が澄んでいて見えやすいそうです。
●注: 境ノ神山は、境ノ神岳(さかいのかみだけ)とも呼ばれるようです。 -
笹や藪の中の斜面を、案内役のAさんは事も無げに上って行く。
SUR SHANGHAIにはその道が全然見えないんですが…。(;^ω^)
峠ノ神山(とうげのかみやま)の高さは1299.7mだけでも、宮古市街地からは離れているし、やはり土地勘のある人に先導してもらうのがよし。 -
≪峠ノ神山雨量計≫のある場所から、道も消えてしまったような斜面を徒歩30分ほどで峠ノ神山(とうげのかみやま)てっぺんに到着。
あ、ちゃんとてっぺんを示す石碑も立っている。
大きさは膝丈位。
案内してくれたAさんによると、このあたりも以前は牧草地だったそうですが、今ではこの通り一面の藪。
鳥たちが食べた木の実の種が糞と一緒にこのあたりに落とされた結果かな。 -
峠ノ神山(とうげのかみやま)のてっぺんを示す石碑。
標高の1299.7mの数字のほか、≪平成7年5月吉日建立≫と彫られています。
膝丈位でさほど大きい石碑ではないけれど、上り始めの雨量計の所からここまで人の手で運ばれて来たんだろうか。
すごい! (◎◇◎)
石碑の足元にお賽銭のように小銭が置かれているので、SUR SHANGHAIもたまたまお財布にあった中国の小銭をチャリン。
あとでここまで来た人は、「なんでこんな所に日本の物じゃない小銭が? まさか山の神の仕業? (・・?」と不思議に思うかも。(^◇^) -
これは、上の画像に出した峠ノ神山(とうげのかみやま)の石碑裏側にある一等三角点。
三角点と言うのは、三角測量に用いる際に経度・緯度・標高の基準になる点。詳しくは、下記のウィキペディアのページでどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%A7%92%E7%82%B9
峠ノ神山は地図で見てみると、宮古市田代(たしろ)、宮古市和井内(わいない)、岩泉町上有芸(かみうげい)の境にあるように見えるんですが、この峠ノ神山の一等三角点について調べてみたところ、『岩手県の一等三角点』のサイトには次のように出ていました。
点 名:亀ケ森山 「かめがもりやま」(本 点)
山 名:峠ノ神山
所在地:岩手県下閉伊郡岩泉町
標 高:1229.68m
峠ノ神山はてっきり宮古市の山だとばかり思っていたけど、てっぺんはお隣の岩泉町にあるという事になるのかな…。
う〜ん、この旅行記のタイトルをどうしよう。(;^ω^)
宮古市側から上って行ったので、とりあえずこのままにしておきます。 -
峠ノ神山(とうげのかみやま)のてっぺんの石碑あたりからまた早池峰山(はやちねさん)の方向を見る。
昼の日差しで暖かくなってきたせいか、ちょっとその眺めも霞んできたみたい。 -
「こごさは、まだほがにもおもっせえもんがあっから見せでやんが。」
――ここにはまだ他にも面白い物があるから見せてやるぞ。
…と、また笹薮の道無き道を進んで行くAさん。
へいへい、ちょっとお待ちを。(~_~;) -
と、またしばらく藪を漕いで行った所にあったのは、石彫りの仏像。
え? (・・? こんな所に?
Aさんによると、峠ノ神山(とうげのかみやま)はその名の通り、以前このあたりの山々を越えて行き交う人々の峠道だったらしく、お守りのために置かれたんじゃないかというお話でした。 -
上の画像の石仏からまた離れた所にあったのは不思議な形の岩。
これもAさんによると、女陰岩という名が付けられているんだそう。
この峠ノ神山は『遠野物語』には出てきませんが、こういう物を見聞きすると、岩手にはまだまだ遠野と似た場所があるんじゃないかと思ったSUR SHANGHAI。 -
さあ、峠ノ神山(とうげのかみやま)を下りて、また車道へ戻って行こう。
元は牧草地だったという途中の斜面で見たのは、腰を折り曲げた案山子のような枯れ木。
今は晴れている昼間だからユーモラスにも見えるけど、霧の濃い日や夕暮れ時になんかに見たらドキッとするほど怖いだろうなあ。((( ;゚Д゚))) -
峠ノ神山(とうげのかみやま)の下の車道が見えて来た。
木立の向こうの早池峰山(はやちねさん)は、変わりやすい春の天気で輪郭もぼやけてきた。
さっきまでくっきり見えたのはラッキーだったなあ。(*^。^*) -
イチオシ
半分葉桜になりかけのヤマザクラと、まだ芽を吹いていないシラカバの木立。
うす青い空と柔らかい白い雲が山の春の色。 -
元の車道まで戻って来て、道端を見ると、
あ!! ツクシだ!! (^^♪
何年ぶりに見たかな? -
二つの花が寄り添ったタンポポの花。
地面の上の小さい太陽だね。
一口にタンポポと言っても、種類は色々あって驚きますよ。
次のウィキペディアのページで見てみは?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%83%9D -
イチオシ
≪峠ノ神山雨量計≫あたりから見下ろす宮古の山の春景色。
倒れかけた山桜の幹から直立した枝がちょうど満開のピンク色。
周りの淡い緑色も、青く霞む遠くの山も春の色。
宮古は、陸中海岸国立公園の浄土ヶ浜以外はあまり知られていませんが、海からちょっと離れた山の中もこんなにきれい。 -
宮古市街地への帰りは、元来た宮古市街地の西町(にしまち)→雄又の峠(おまたのとうげ)→田代(たしろ)→亀ヶ森牧場→源兵衛平(げんべいだいら)の林道を逆に辿ってもいいんですが、それだと芸が無いというAさん。
天気もいいしということで、Aさんお勧めの道で宮古へ戻ります。
そのルートは、茂市(もいち)と岩泉を結ぶ国道340号線の刈屋(かりや)に出てから、盛岡と宮古間の国道106号線で戻るというもの。 -
源兵衛平(げんべいだいら)の林道脇にあった地図看板。
画像をクリックして元画像にすると大きく表示されます。
キャンプ場なんかも載ってるけど、あまり知られていないこの場所を利用しに来る人はいるんだろうかと思ったSUR SHANGHAI。
●注: 看板の右下に新里村(にいさとむら)と出ていますが、2005年には宮古市に合併されて宮古市新里となったようです。 -
源兵衛平(げんべいだいら)の林道脇には、亀ヶ森牧場の一本桜とは別の一本桜も立っています。
こちらの一本桜は枝振りも花の付きもあんまりよくないので、わざわざ見に来る人がいないのが寂しい。
この桜もこの時にはもう花が終わり。
この旅行記の始めの方にも出した次の旅行記には、この桜の花の頃の様子も載せています。参照してみたい方はご覧ください。
★亀ヶ森牧場の一本桜
http://4travel.jp/traveler/casa/album/10477220/ -
イチオシ
上記の地図看板に出ていたキャンプ場のあたりへも行って遠望してみる。
新芽がほころんで、山笑う季節の色になったその周辺。
ああ、ここも春の色。 -
源兵衛平(げんべいだいら)の林道を辿って山を下り、茂市(もいち)と岩泉を結ぶ国道340号線に出た。
ここはもうすっかり緑の山。
それでもまだ新しい葉の色が爽やか。
目も心も洗われる春色の景色だね。(*^。^*) -
国道340号線の刈屋(かりや)には、JR岩泉線沿線の岩手刈屋駅(いわてかりやえき)もあります。
JR岩泉線は、JR山田線の茂市(もいち)から枝分かれして、龍泉洞で有名な岩泉とを結ぶ路線なんですが、2010年の土砂崩れ事故以降復旧しないままに2011年の東日本大震災にも出遭って、この旅行記を書いている2012年には廃線が危ぶまれている路線。
秘境駅で名が知られた押角駅(おしかどえき)もこの路線の駅。
今後どうなるのか、その行方が気になります。
この画像に出ているのは、岩手刈屋駅近くにある作曲家≪鳥取春陽(とっとりしゅんよう)≫の歌碑や紹介。 -
明治33年に岩手刈屋(いわてかりや)で生まれ、その後上京して作曲活動に携わった人物、鳥取春陽(とっとりしゅんよう)。
鳥取春陽の曲で、特に有名になったのは『籠の鳥』。
♪会いたさ見たさに 恐さを忘れ〜♪という出だしのレトロなメロディーのこの歌をどこかで聞いたことがあるかも?
上の画像に出したJR岩泉線岩手刈屋駅近くの鳥取春陽の歌碑や説明看板前に立つと、この曲が自動的に流れるようになっていました。
鳥取春陽の生家も岩手刈屋駅近くにあるようです。 -
この日の締めくくりに訪れてみたのは、入浴施設の湯ったり館。
所在地:宮古市茂市(もいち)8−53
盛岡⇔宮古を結ぶ国道106号線上の茂市(もいち)のすぐ近くで、龍泉洞(りゅうせんどう)のある岩泉(いわいずみ)へ向かう国道340号線の分岐点もすぐ近く。
106号線に沿うように流れる閉伊川(へいがわ)の≪リバーパークにいさと≫一画にあり、大きな看板が出ているのですぐ分かります。
上の画像は湯ったり館の建物入口。
この2009年5月現在の入浴料金は500円。タオル類は持参、またはレンタル。
お風呂のあとの休憩室あり。宿泊の詳細は電話で聞いてみるといいと思います。0193−72−3800
●注: 2011年の東日本大震災の後では、復旧作業に携わる人々が寝泊りする場所になっていたようですが、2012年3月下旬時点では、すでに一般客用に営業再開しているとのことです。
湯ったり館ではヘルストンを溶かしたお湯を使用しているとの事。
露天風呂はありませんが、窓が大きく取ってあるので湯船に浸りながら新緑の山の様子が楽しめました。熱めのお湯の湯船、サウナもあり。
10数人程度のグループ客や地元の人たちが三々五々やって来るといった感じでのんびりした雰囲気でした。
洗い場にはシャンプー、シャワージェル、更衣室にはブラシやドライヤーも揃っています。
浴場、洗い場、更衣室共に清掃が行き届いているようで安心。
お座敷食堂では、一般的和洋中のメニューのほか、かぼちゃラーメン、ひっつみなどのローカル食もありました。
かぼちゃラーメンは麺の生地にかぼちゃを練りこんだ黄色い太麺使用。
ひっつみというのは、野菜や肉、練った小麦粉を一口大に伸ばしたものを入れた醤油味の汁でスイトンと同じ感じの食べ物。下の画像がひっつみです。
この日のミッションを終え、SUR SHANGHAIも同行のAさんも文字通りゆったり気分。
これで、めでたしめでたしの春の1日。
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