屋久島　～そこは本当に楽園だった～

桜島上空。
屋久島までは、鹿児島空港から日本エアコミューターの
プロペラ機で渡りました。

初めて見る桜島を、いいアングルで見れました。
ちなみに右側窓からは開聞岳が見えていたそうな。

空港からはレンタカーを借り、
屋久杉ランドに向かいました。

島の第一印象は、
「とにかく濃い！」

何がって、緑色が濃い。
そして樹木の密度が濃い。
だから酸素が濃い（気がする）

屋久杉ランド到着。
ここまでずっと山道でしたが、
運転要注意です。

何が危ないって、コーナー毎に
ミラーが立っていない。
コーナーミラーが立っているのは
二つに一つくらい。

すれ違うのがやっとの道幅なので、
対向車がそこそこの速度で来たら
かなり危ないです。

歩きだしてすぐに、どこを切り取っても
美しい森が待っています。

「*****自然遊歩道」みたいな場所って
全国各地にありますが、何処とも違う、
何処とも似ていないここだけの世界。

御存じの通り日本で最も雨が多い所なので、
滑らないようコース上の切り株にはこんな
処置がしてありました。

屋久杉ランドには体力と時間に合わせて30分、
50分、80分、150分とコースがあります。
我々の行った80分コースで一番きれいだった
のは、この苔の橋周辺。

橋の下は輝く苔の世界。

さらに橋の真下を覗き込むと、
エメラルドグリーンに輝く水面。

苔の橋から更に進んだ先、沢津橋の上から。
四角く切り取って、誰かが意図的にデザインして
積んだような岩でした。

80分コース復路にある仏陀杉。
筋骨隆々、みなぎる生命力。

立っている木と同じくらい、倒木や
立ち枯れている木がある印象。

ただそれらには必ず苔がむし、そして
新たな芽が生えている。
森の循環を、嫌でも見せつけられます。

駐車場まで戻ってきました。
これは何とも屋久島らしい電話ボックス。

造り物のオブジェじゃなく、本物の
屋久杉を利用して造られたもの。

隣の白いおしりは、無心に苔を食べていた鹿。

屋久杉ランドから下る途中の車道脇にて。
７〜８ｍほどの距離でしたが、この後思いっきり
威嚇されました・・

ホテル周辺の３つの滝を見てから
チェックインしました。

まずは竜神の滝。
うーん遠い・・

こちらは千尋の滝。
写真下の吊り橋まで行けば
かなり迫力がありそうですが、
どこから行くのか分らないし
ちょっと大変そう。

展望台からの眺めは、
うーん遠い・・

そして締めはトローキの滝。
うーん遠い・・
そして写真を撮るには最悪の逆光。

この３つの滝は比較的近くにかたまって
いますが、どれもかなり遠くから眺める
ことになり、「迫力」は正直感じられません。

だから当然「マイナスイオンを浴びてる感」
もありません。
時間の無い方はパスもありかと・・

夕刻、いわさきホテルに到着。
ちなみに近くにあるJRホテルにするか、
最後まで悩みました。

というのも両ホテルとも価格帯は、
競合同士なのでほぼ同じ。
WEBで調べた口コミも、両ホテル共に良好。
立地も海側のJRと、やや山側の緑の中に
埋もれるようないわさきと、どちらとも
捨てがたし。

唯一大きく違うホテルの規模で、最終的に
いわさきを選びました。

このリアルな屋久杉のオブジェ。
アメリカのメーカーに発注し、輸送費込で
1億円だそうです。

ちなみに連休最終日からの宿泊だったので
ホテルはガラガラで静か。
それが更にリラックス効果を生み、本当に
気持ちいい時間を過ごせました。

山側の部屋でしたが、海も見えます。
広大な庭は手が行きとどいており、自然の
景観とマッチしていて素晴らしかったです。

温泉もヌルッとやわらかい、何とも
気持ちいいお湯でした。

そして何といっても各部屋についている
このバルコニー。
気持ちよすぎる！

無理に難点を挙げるとすれば、和洋懐石の
夕食付コースにしたのですが、席に着いてから
最後のデザートを食べ終わるまで1時間45分。

懐石なので、食べ終わってから少し待って
次の品。また食べ終わって少し待っての
くり返し。
それを豊かな時間と感じられない貧乏性の
当方としては、まどろっこしい夕食でした。

それとホテルのせいではありませんが、
町外れもいいところなので、どんなに星が
キレイか楽しみにしていました。
がっ、この夜は
「月の明かりってこんなに明るかったの！？」
と思える程の満月。
普段見ている地元の夜空とあまり変わり
ありませんでした・・