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 信州ローカル線の旅【1】〜忘れ去られた路線と歴史ある駅舎〜

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旅猫さん
塩尻・波田の旅行記 : 1
旅行時期 : 
  • 2011/12/17 - 2011/12/17
  • (約5ヶ月前・1日間)
エリア : 
長野県>松本・浅間・美ヶ原>塩尻・波田
テーマ : 
鉄道・バス等
投稿日 : 
2012/01/28(約4ヶ月前)
写真 : 
30
コメント : 
12
交通手段 : 
  • 現地移動 :  JR特急 / JRローカル / 私鉄
一人あたりの費用 : 
  • 旅行費総額 : 1万円 - 3万円
同行者 : 
一人旅
手配内容 : 
個別手配

信州ローカル線の旅【1】〜忘れ去られた路線と歴史ある駅舎〜

2011年最後の旅は、信州のローカル線を巡る旅。

最初に乗ったのは、塩嶺トンネルの開通によりローカル線へ転落した中央本線の岡谷〜辰野〜塩尻間。
特に、辰野〜塩尻間は、1両編成の電車がのんびり走るJR線とは思えない長閑さ。
以前は、特急「あずさ」や急行「アルプス」などが行き交っていたとはとても想像できない。

塩尻駅で、チロルの森の自家製ソーセージを食べながら小休止。
その後、松本駅からアルピコ交通上高地線に揺られて新村駅へ。
この新村駅は、アルピコ交通の前身である筑摩鉄道時代の駅舎がそのまま使われているのだが、老朽化が激しく、ついに建て替えられてしまうとのことなので、ちょっと見学に立ち寄ったのだ。
駅近くに建つ専称寺も訪れてみた。

この日の宿がある長野駅には、松本から日本三大車窓で有名な姨捨駅を通る篠ノ井線で向かった。

  • 塩尻・波田 写真

    今回は、かなり遅めの出発。
    前日も遅くまで仕事をしていたので、早起きするのにはかなり気合を入れないとダメなのだ。
    なので、ゆっくり起きて、新宿駅10時発の特急『スーパーあずさ11号』に乗ることにした。

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    天気は上々。
    列車は、快晴の甲府盆地へ。
    勝沼ぶどう郷駅と塩山駅の間からは、南アルプスの山並みが、甲府盆地の向こうに浮かび上がっていた。
    この景色は、日本三大車窓に勝るとも劣らない眺めだと、個人的には思っている。

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  • 塩尻・波田 写真

    甲府駅を過ぎると、小淵沢駅の手前辺りまで、南アルプスの甲斐駒ケ岳が車窓にずっと寄り添っている。
    中央本線の車窓には、晴れていれば日本を代表する山々を見ることができるので、私の大好きな路線のひとつだ。

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  • 塩尻・波田 写真

    上諏訪駅で降り、12:14発の長野行きの普通列車に乗り換えて岡谷駅へ。
    現在の中央本線は、岡谷駅から昭和58年(1983)に開通した塩嶺トンネルを抜けて塩尻駅と向かうのだが、それ以前は辰野駅を回っていた。
    今日は、12:29発の飯田線へ直通する豊橋行きに乗り、昔の中央本線を辿って辰野駅へと向かった。
    そして、塩尻駅へ向かう列車はたった1両編成。
    ローカル色が色濃く漂いいい感じだ。

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    辰野駅は、飯田線との接続駅で、広い構内が往時の賑わいを伝えていた。
    それにしても、この広い構内といい、1両だけの電車と言い、時代の流れから置いていかれ、忘れ去られたような感じだ。

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    12:46発に辰野駅を発車。
    穏やかな冬の日差しが差し込む車内は適度に埋まり、長閑な時間が流れているようだった。
    信州川島、小野と停まり、塩尻駅には13:07に到着。
    毎日の通勤で利用しているJR東日本にも、こんな可愛い電車が走っているとは。
    何だか嬉しくなりますね。

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  • 塩尻・波田 写真

    待ち合わせ時間を利用して駅前へ。
    物産販売所があったので立ち寄ってみると、チロルの森というところが作っている自家製ソーセージの盛り合わせが食べられるというので注文してみた。
    手前からパセリ、粗挽き、黒胡椒のソーセージ。
    これでビールがあれば言うこと無し(笑)

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  • 塩尻・波田 写真

    13:38発の松本行き普通列車に乗車。
    土曜日と言うこともあって、車内は学生さんたちでとても賑やか。

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    終点の松本駅で、14:07発のアルピコ交通上高地線に乗り換えて新村駅へと向かう。
    上高地へ行くときには必ず乗る路線なのだが、途中で降りるのは初めてだ。
    ローカル線らしい幅の狭いホームや可愛らしい屋根がいい感じだ。

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    ホームから改札へは線路を横切る。
    都会の駅では滅多に無いのでちょっと嬉しい。

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    金属の枠だけの改札。

    冬の柔らかい日差しが良く似合う。

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    新村駅の駅舎は大正生まれの91歳。
    筑摩鉄道として開業した時に建てられたものだそうだ。
    瓦屋根の木造平屋建て。
    とても趣のある駅舎だ。

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  • 塩尻・波田 写真

    軒下にあったこのマークは、筑摩鉄道の社紋だそうだ。
    傘付の裸電燈にも歴史を感じる。

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  • 塩尻・波田 写真

    駅舎の中も、木の温もりが感じられて優しげ。

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  • 塩尻・波田 写真

    手書きの改札口の札にもホッとする。

    そんな駅舎も間もなく建て替えが終わり姿を消す運命。
    90歳であるふたつ隣の森口駅も一緒に建て替えられてしまうそうだ。

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  • 塩尻・波田 写真

    駅舎を出て踏切を渡ると車庫がある。
    その片隅に、丸い顔の緑の電車が。
    この電車は、昔、東急電鉄で活躍していた青ガエルと呼ばれていた車両。
    2000年まで松本電鉄で活躍していたが、老朽化のため廃車されたもの。

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    車庫を過ぎて歩いて行くと、お寺が見えてきた。
    専称寺というお寺で、信州七福神の弁財天を祀っているそうだ。
    境内には元禄時代に寄進された石灯籠があった。

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    ずらりと並んだ石仏。
    檀家の人たちが寄進したものだろうか?

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    本堂の前には立派な赤松の木も。

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    新村駅に戻り、上り電車を待つ。
    ホームに脇に、小さな機関車が停まっていた。
    大正15年(1926)に信濃鉄道(現在のJR大糸線)が米国から購入したもので、その後、国鉄や西武鉄道などを渡り歩き、松本電鉄では平成17年(2005)まで現役だったそうだ。
    現在86歳だが、クリスマスイルミネーションを身に纏い、隠居の身でも活躍中。
    ちなみに、兄弟が弘南鉄道で現役だそうだ。

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  • 塩尻・波田 写真

    15寺ちょうど発の電車で松本駅へ。
    こちらは、現在活躍中の車両。
    元は、京王井の頭線でつい最近まで活躍していたもの。
    地方鉄道は、大手私鉄から追い出された車両たちの活躍の場だ。

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  • 塩尻・波田 写真

    車窓から北アルプスの山並みが綺麗に見えていたので、松本駅で改札の外へ出てコンコースから眺めることに。
    市街地の向こうに連なる山々は神々しいばかり。
    特に、雪を被った常念岳が素晴らしかった。
    もしかしたら、槍も見えていたかもしれない。

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  • 塩尻・波田 写真

    15:26発の長野行き普通列車に乗り、この日の宿がある長野駅へと移動。
    途中、日本三大車窓のひとつ姨捨駅からは、夕陽に照らし出された遠くの山々が眺められた。

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    16:41に長野駅に到着。
    定宿のホテルメトロポリタン長野にチェックイン。
    部屋のテーブルの上に、可愛いクリスマス期間限定のカードが置かれていた。

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    荷物を置いて、恒例の夕食がてらの晩酌へ。
    駅前には、イルミネーションが。

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  • 塩尻・波田 写真

    恐ろしく寒かったので、駅前の蕎麦屋『そば亭油や』へ。
    まずは、板わさと地元長野市の酒蔵『酒千蔵野』が醸す『川中島 純米にごり酒』。
    この酒蔵は、創業天文9年(1540)と、長野県内で最も古く、国内でも7番目に古い蔵元で、川中島合戦の折りには、かの武田信玄公も味わったという歴史も持っている。
    丁寧に造られた良質の酒であることは、一口飲めば歴然。
    伊達に470年余りも蔵元をやっているわけじゃないわけだ。

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  • 塩尻・波田 写真

    メニューに、大好きなイカの天麩羅があったので注文。
    不思議と本格的な蕎麦屋にはイカ天が無いので寂しいのだが、久しぶりにありつけて嬉しかった。

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  • 塩尻・波田 写真

    そして、締めは蕎麦。
    長野と言えば蕎麦ですからね。
    それに、この季節はすでに新そばにありつける。
    ちょっと好みの蕎麦では無かったが、それなりに美味しかったので良しとしよう。

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    お腹も満足したようなので、ホテルへ戻る。

    ロビーには、大きなクリスマスツリーが。
    来週はクリスマスだったな。

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  • 塩尻・波田 写真

    部屋で、塩尻駅の物産店で買ってきた五一わいんのシルバーとチロルの森の『美味いサラミ』でさらに晩酌を。
    今日は、上諏訪から長野まで、普通列車ばかりを乗り継いだローカル線の旅となったが、どこへ寄るともなく、列車に揺られる旅も良いものだ。

    明日は、真田氏の治めた松代の街を歩く予定。

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