2009/05/01 - 2009/05/05
380位(同エリア601件中)
きっちーさん
GWの母子一泊旅行。
出発前から、骨肉の争い(http://4travel.jp/traveler/need/album/10331741/)です。←大げさ
なんとかルートも決着しまして、ふたり旅スタート!
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
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-
電車を乗り継ぎ、高麗川駅前。
ここからは、徒歩・タクシーのいずれかで『高麗神社』へ行こうと思うのですが・・。 -
この表を見ると、徒歩でも行けるみたいですが・・・。
地図がないと無理でござる。
バスはないのか、バスは。
あ。
なんか、神社行きっぽいのがある。
高麗神社には、なんとホームページがあります!
いやーなんとも、不必要に神秘主義をまといたがる宗教法人も、このご時世になると季節のブログとかやっちゃうんですね〜。
なんか、不思議。
しかし、不案内の旅行者にとっては『アクセス方法』とか載ってると、かなり便利で助かるのでありました。
そんな、高麗神社サイトには徒歩かタクシーしか掲載されておらんかったのですが。
バスあんじゃん。 -
おおっと!
土日祭日は、無いも同然か・・なるほど。 -
おとなしく高麗神社ブログにしたがって、タクシーで乗り付けます。
徒歩でも行けなくはなさそうな距離ですが、なんせけっこう道がくねくねしているので、歩くよりは車使ったほうが良いと思われます。
高麗神社まえ〜。 -
高麗神社の駐車場にそびえる鳥居から、新緑の参道が続いています。
お財布をしまっている、マミー。
タクシー代は母持ち。←親不孝者 -
境内に入る手前に、高麗神社の由来が記してあります。
母がしきりに行きたがっていた神社ですが、見た感じどこにでもありそうな神社のような〜・・。
ただひとつ違うのは、この神社が朝鮮半島との深い関わりをはっきり残していること。
北東アジアの歴史、特に朝鮮半島の歴史、日本列島との人・文化の往来が、マミーのライフワークのようで。
なんだか知らんがコリアへの観光旅行にしても、旅行会社が企画しないようなマニアックな場所へ行きたがります。
それなのに中国は嫌がるのって、ぶーぶー。
高麗神社に祀られている、高句麗の王族もルーツは『中国大陸の松花江流域に住んでいた騎馬民族』だそうだし、中国を嫌っておったらダイナミックなつながりはつかめんのよ〜。 -
そんな高麗神社の見取図でございます。
縦長なのね。 -
なんじゃこりゃ。
水噴くのか?
韓流もひと段落したらしく、境内はとっても静か。
出発前に『高麗神社/ヨン様』で検索すると、めちゃめちゃ混んでそうなヤバイ雰囲気だったのですが・・。
もう、聖地ですよ。どうなってんすか、埼玉!
しかもGWー。ジャニコンへ行くようなモンかもですー。(ジャニーズのイベントはいっぺんも顔を出した事はないが、歌番組の収録へいった時にすごかとでしたよ!ジャニファンは!)
つか、そんなん検索すな。
いや、マミーのコリアンブームは世の中的にマイナーなトコが多いのは前述しましたが、時にはスポットにハマっちゃうことだって、あるかも知れないじゃないすか。
ヨン様関連の危惧は、さすがに時間が解決してくれたよう。
ささっ。
暑いからとっとと奥へ〜。 -
ネコだかフクロウだか、よくわからない像の手前にあった手水で、手を洗います。
信心からではなく、暑かったから(笑)。
手水を見ると中国の友人を思い出します。
彼女はこーいうトコへくると、どんな宗教も関係無く、きちんと水やそれぞれのやり方でお清めをしていました。
彼女自身は、びみょーに風水っ子でしたが。
ほかの宗教の作法にあわせてきちんと敬意を払う姿勢を、いつも尊敬していました。
自分は、無神論者。
もしくは神がいたとしても、その万能性とフェアネスには大きな疑問があるので、無批判に神をあがめる事を是する『宗教』は、その作法も含めて「だからなんなのさ」と斜に構えてしまうのですが、人の価値観を尊重する立場をとれば、彼女の姿勢は大事だよなあといつも思い返してしまいます。
でも、表紙に貼ったような看板を見ると、やっぱり・・ちょっと・・(笑)。 -
拝殿が見えてきました。
この石段の感じが、仏国寺(プルグクサ)を思い起こさせます。
あっちかったなぁ〜、あん時は! -
これ!
面白くないですか?
取って付けたような「句」!
スポーツ紙の「?」みたい・・・。 -
千羽鶴がきれいです。
-
じゃーんっ!
どうですかね?
朝鮮半島の面影がありますでしょうか、母上!
見た感じ、普通に神社っぽいですけど。
思ったより建物は小さいようですが、中では熱心にお祈りをされている方々が結構いて・・。
ちゃんと稼働している神社の匂いがする。
酒樽も積み上がっているし! -
拝殿の横から神社の裏へ続く道を行くと、このような看板が。
へー。
高麗家住宅?
重文じゃん。 -
おお〜。
萱葺き屋根! -
埼玉県教育委員会の解説プレートによると、この家は神職をあずかる高麗家のお屋敷。
江戸時代初期の建物とのこと。
へええ〜。 -
なかは何となく集会場のような、ひろくぶち抜いたスペースのようです。
そうやってみると、あまり朝鮮半島の防寒に凝った小さな部屋を基調とした建てかたとは、すこし趣きが違って見えるのですが。 -
まあ、とりあえずひと通り見たぞ!って感じで、出口方面へ〜。
あ!
ネコがいる!ネコ!
かっわいい〜っ! -
ネコに夢中になっている私のヨコで、母が熱心に何かを読んでおります。
マミーなにしとん?
「この神社って、けっこう有名な人が来ているんだって」
へえ〜? -
その有名人の名前が、ずら〜っと掲示してあります!
みなさま、右端の上から2番目をご覧ください。
よく見えない方は写真をクリックして、アップでご覧ください。
太宰治でございまぁす!
おお〜ぉ! -
札は新しいが、肩書はギョッとするようなのもあります。
『朝鮮総督』だって・・。
朝鮮半島を植民地支配した人たちじゃん。
この神社でそーいうのを「出世」って扱って良いのか??
「えらい」と表現してしてしまってよいのか分からないですが、いろんな人の名前が並んでいます。
あんま知らない人のほうが多いんですけどー。
トラベラーの風太さんから書き込みがあって、端っこで切れてる『川島芳子』という人も有名らしいっす。 -
ほかにも探せば、あなたの知っている有名人がいるかもしれないですよーっ。
左端には・・喜多郎だよ、喜太郎! -
ほらー!
ほらー!
岡野玲子だよ!
マンガ家の!『陰陽師』の!
あっ、あっ!
手塚眞って、なんも肩書き書いて無いけど、手塚治虫大先生様+マイ神ィの息子さんじゃね?!
そうだよね?
だって、このお二人ってご夫婦だって『ブッダ』(文庫版)のあとがきで読んだもん!
「アンタは何でもかんでもマンガを基準にするのはやめなさい。みっともないから!」
なにを〜。
世界に誇るジャパニーズコミックを否定しないでよ〜。 -
じゃあ、格調高く東京大学教授兼、毎週観ている『日曜美術館』司会の姜尚中センセなんてどうよ。
有名人!
「ミーハーねえ・・」
なんでも否定するのが母の悪いクセです。
デーンッと揃ったたくさんの名前の中には、世情に疎い私にも知った名前が、かなり見受けられます。
もともと古代から人の往来が活発だった、朝鮮半島との所縁が深いのは分りますし、明らかに朝鮮半島ルーツの人たちもいらっしゃいますけど・・。
これって・・・?
ここへ来れば出世するというエピソードにあやかって、来ちゃってるのかしら?
もお〜。
そんなんしなくても、ごっつい肩書きもってるんだから、高望みしなくても良いのになあ〜。 -
ヨン様は載ってたか分からなかったですけど〜。
ぜひ、貴方だけの有名人を探しに!
おいでませ、高麗神社!
良かったね、母上。
来たかった所へこれて。
え?
なに?
まだ行きたいトコがある???
あっついから、もう行こうよ〜。 -
マニアな母に引っ立てられて、次に訪れたのがコチラ!
-
高麗神社の背後に控える小山に沿って、すこし行ったところにあるお寺さん。『聖天院』。
縁起を読むとここも朝鮮半島と深い関わりを持っています。
716年に朝鮮半島から国難を逃れ、高句麗人1799名がやってきます。
彼/彼女たちを率いた首長・若光さんという方と、坊さんの勝楽さんら一族の菩提寺として、奈良時代にこのお寺はスタートしたそうです。
もともとのご本尊は、首長・若光さんが守護物とした聖天尊(歓喜天)が祀られていた、
とあります。
現在の感覚からすると、玄界灘を越えるには国境をまたぐためのパスポートが必須ですが、航海技術の限界はあるものの、自由に行き来していた時代の息吹が感じられて、なんとなく羨ましく思えます。
しっかし、神社の横が寺かよ〜(笑)。
ホントに自由だ! -
小高い場所に建てられた勝楽寺の階段途中に、ココヨリ先有料の看板。
もういいや(笑)。 -
「なに?お金取るの?」
興醒めした母と共に、先へ進むのはやめて、周辺を歩くことに致します。 -
この辺りに住んだ、高麗の人々の来歴が記された案内板。
サラリと書いてあるのですが、すでに居住していた7カ国の1799人の高麗系の人々を、住んでいた土地から引っぺがして、一ヶ所に移住させちゃったわけですから、かなり乱暴なやり方のように思えます。
中央権力から、遠ざけたってことですかね。
なんか、ドロドロした匂いを感じる・・(笑)。 -
お母さん、何かを発見!
お。
高麗王廟だって。
こんなのあるんだー。 -
「撮って、撮って」とさわぐ母。
いいけど、お墓かどうかもわかんないし、この下に高麗王が眠っているとは限らないじゃん(笑)。 -
お廟の観音びらきの戸に、吊るさっていた絵馬が可愛かったので、一枚。
-
これは山門。
その昔、朝鮮系・渡来系のみなさんは、慣れない地域に移住して、きっと苦労も多かったと思いますが、こうやって現代まで残る史跡があるわけですから、すごいなーと思います。
何事も、イチからやるのは厳しいですが、結果を出して尚且つ有名人に参拝させちゃうんですから、実力派ですね! -
歴史資料の案内がなかったのを少し残念に思いつつ、駅へと戻ります。
それどこ中編へ続く〜っ
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 城壁フェチさん 2009/07/28 14:41:36
- 姜先生は良いんじゃないですか?!
- リンゴに投票していただきありがとう!(通行税代わり?^−^)
この前書き忘れてましたが、こういう参拝の札は記憶に・・・見たけど忘れたのかな・・・・・だんだん思い出しました、意外と政府関係や軍関係の名前が有るねなんて言ってた様な・・・
しかし不思議な、色とりどりなご高名な方々ですね〜!
それと百穴は相当マニアックですよ!!
この辺りの人達はチョッとバカにした扱いの感がありますが、そういう私も最近行ってないけど、
確か古墳時代のものだったと思いますが、かなり形が珍しいと感じました。
行田古墳も古墳群以外にも石舞台古墳もどきの石室剥き出しの八幡山古墳等古墳がゴロゴロ有り、
奈良まで行くこと無いほどです。ただ地方豪族止まりではありますが。
若かりし頃石舞台古墳に興奮したことも有った様な・・・ただの遺跡好き!
追伸 8月下旬一人でツアーに乗っかる事にしました。陝西・山西方面です。どうなることか・・・
- きっちーさん からの返信 2009/07/28 20:37:28
- これで、滞納解消?
- j城壁フェチさん、どうもですーっ。
林檎の写真、素敵ですね!
おいしそうな所が、なお良し(笑)。
林檎の木の権利って面白いですね。
そんなのがあるんだ。
しかも楽しそう!
吉見百穴、けっこう観光客の人数は多かったと思いますけど、地元では見慣れすぎて相手にされないんですかねー。
見た目的にも、ユーモラスで、しかも入れる!っていうのが、ポイント高かったですv
さて、お互い中国めぐりはやめられませんが、山西省へいくなら絶対!雲崗石窟へどうぞ〜。
世界遺産!
石窟!
でかいっすよお〜。
私が言わんでもガイドさんが入れてくれるか・・。
楽しんできてください!
またお邪魔しますネv
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