2008/04/30 - 2008/04/30
146位(同エリア1187件中)
たぬち庵さん
世界遺産・バーミヤン大仏(砂像)
いよいよ春の観光シーズンが始まりました。今年のゴールデンウィークは仕事の関係で「社内留守番ウィーク」になりました。
遠出は2〜3週間あとになります。
と言うことで、近くの「ぶらり山陰」行ってきました。
鳥取砂丘で今、砂の美術館・第2期展示が行われている「世界遺産・アジア編」をぶらり見て来ました。
この鳥取砂丘入口付近に設置された、野外美術館は日本で唯一「砂」を素材にした彫刻作品を野外に展示している美術館なのです。
2006年に第1期展示が開催された時のテーマは「イタリア・ルネッサンス」がテーマでした。第2回となる今回のテーマは「世界遺産・アジア編」。
選り抜きの砂の彫刻家がここに集まって、壮大で美しいアジアの建造物や遺跡をモチーフにして造り上げています。
なにしろ素材が砂ですから崩れやすく、製作には非常に高度な技術が必要と思います。
いつ崩れぬとも知れぬ危うさと刹那的な時空間が、より一層観る者のこころをとらえ、あたかも実像の前に立っているように感じさせます。
- 交通手段
- 自家用車
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-
鳥取砂丘。
山陰海岸国立公園内でも代表的な観光スポット。
日本海に面して、海岸沿いに広がる砂丘で南北2.4Km東西16Kmにわたる広大な海岸砂丘は日本最大規模です。
この時期は連日大勢の観光客が訪れます。左がわに見える小高いところが「馬の背」と呼ばれているところで、遠くに日本海が見える。 -
鳥取砂丘「砂の美術館」入口。
会期 2008年4月26日〜2009年1月3日
入場料 一般300円 小・中・高校生200円
開館時間 AM9:00 〜 PM9:00(夜間ライトアップ)
以下、サンドアーティスト・世界遺産登録年等の記述は
鳥取砂丘情報館サンドパルとっとりの「世界遺産・アジア編」パンフレットの紹介文から引用。 -
日本・姫路城 (1993年世界遺産登録)
砂像彫刻家: 茶圓勝彦(日本・鹿児島県出身)
国内各地で砂像制作を指導、ワークショップを展開。
鹿児島県「吹上浜砂の祭典」鳥取県「砂の美術館」にて総合プロデュース。WSSA砂像世界選手権シンガポール大会優勝、その他多くの砂像選手権大会に出場。 -
中国・万里の長城 (1987年 世界遺産登録)
砂像彫刻家: 張 燕 (チョウ・エン 中国・女性)
2001年から父の張偉康とともに中国各地で砂像彫刻を制作。2003年山東工芸美術大学卒業後も、中国各地で砂像彫刻を制作し続けて現在に至る。 -
インド・タージマハル (1983年 世界遺産登録)
砂像彫刻家 Leonardo Ugolini(レオナゥド・ウゴリニ Italy)
1998年世界砂像選手権大会(カナダ・バンクーバー)団体部門3位、建造物部門優勝、人気投票第1位以来毎年トップアーティストとして活躍している世界の第一人者。
著書に「Creo con LASABBIA(砂と創造する)」がある。 -
中国・兵馬俑 (1987年世界遺産登録)
砂像彫刻家: 揚 歴東(ヨウ・レキトウ 中国)
2002年から砂像彫刻をはじめ、2003年美術学校を卒業したのち砂像彫刻制作に専念。中国各地で砂像彫刻を制作するほか、ミニチュア砂像彫刻の作品も手掛けている。 -
カンボジア・アンコールトム(1992年世界遺産登録)
砂像彫刻家: 張 偉康 (チャン・イコウ 中国)
1975年から木像彫刻を始め、主に寺院の仏像彫刻を手掛ける。1999年から砂像彫刻を始め、中国各地で制作活動をしている。2001年のフランス国際砂像彫刻コンクールでは中国人として初めての受賞者となった。
張永康氏は弟、張燕女史は娘今回の作品もそれぞれに協力し完成させた。 -
イラク・人頭右翼の雄牛像(2003年 世界遺産登録)
砂像彫刻家: Tan Joo Heng(タン・ジョ・ヘン シンガポール)
2000年スヘーフェニゲン国際砂像大会(オランダ)優勝。2001年国際砂像大会優勝・2002年砂像大会優勝・2003年国際砂像大会優勝。
2006年北米砂像マスターズ選手権(バージニア)優勝。
グラフィックの技能者でもある。 -
タイ・古都アユタヤの遺跡(1991年 世界遺産登録)
砂像彫刻家: 同 上 -
アフガニスタン・バーミヤン大仏(2003年世界遺産登録)
砂像彫刻家: 張 永康 (チョウ・エイコウ) 中国
張偉康氏の影響で1983年に木造彫刻を始める。兄とともに寺院の仏像彫刻の制作を手掛けた。
2002年にオランダで開催された国際コンクールでは第3位を受賞した。中国選手として海外で行われた国際コンクールではこれまで最高の賞で中国でもこの砂像彫刻を広く知らしめた。
数多くのミニチュア砂像作品を開発し国内外で好評を受けている。 -
危機遺産に登録される巨大大仏。
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この旅行記へのコメント (11)
-
- M-koku1さん 2008/05/13 07:06:12
- 本物みたいですね
- たぬち庵さん
一瞬、実際に行かれたのかと思ったら、鳥取砂丘の芸術作品だったんですね。びっくりしました。このような催し物があることも知りませんでした。
これなら父を連れて行っても風邪をひくこともなさそうだし、飛行機も不要だし、いいかなあなんて思ってます。
台風とか、雨とかには影響されないんですか?
そうそう今日東京の方には台風が来るとか。
まだ5月だというのに、変ですね。
- たぬち庵さん からの返信 2008/05/13 08:24:45
- RE: 本物みたいですね
どうもおはようございます。
砂丘はやはり歩いてね、大自然に関わってみなければほんとうのよさは実感しません。眺めるだけでは、もったいないような気がしますがねえ。
私などもう、砂丘を歩いて、馬の背をこえて海岸べりの散歩を楽しむのはちょっときついですから。
お年寄りを同行する場合、砂丘の展望台のある無料駐車場に車をおいて、展望台にあがり砂丘全体を眺めます。砂丘をテーマにした四季折々の写真や、説明の展示がしてあります。
それからリフトに乗って砂丘入口に降り立ち、馬の背をバックに記念の写真をパチリ。砂丘めぐりの馬車の観覧車に乗り、ゆるりと見て回れますよ。ひとめぐりして、またリフトに乗ってもとの駐車場のほうへもどると、駐車場のすぐわきに「砂の美術館」があります。
砂の芸術品しばらく保存状況にしておかなければいけませんから、それぞれ丈夫で美観のよいテントを設けています。ですから運悪く雨になっても鑑賞できます。各展示テントをつなぐ通路は屋外ですから傘は必要ですね。
しかしまあこの手の観光は晴天の日にかぎりますねえ。山陰の天候は変わりやすいですから、「弁当忘れても、傘忘れるな!」といわれる土地柄ですからね。
よい時期を選んでぜひお父様にも、みせてあげて頂きたいと思いますな。
それではまた、 ありがとう。 たぬち庵
- M-koku1さん からの返信 2008/05/14 07:39:45
- RE: RE: 本物みたいですね
- たぬち庵さん
お誕生日だったんですね。
お誕生日欄はあまり見ないので気がつきませんでした。
遅ればせながら HAPPY BIRTHDAY!
> 砂丘はやはり歩いてね、大自然に関わってみなければほんとうのよさは実感しません。
>
> お年寄りを同行する場合、砂丘の展望台のある無料駐車場に車をおいて、展望台にあがり砂丘全体を眺めます。>
> それからリフトに乗って砂丘入口に降り立ち、馬の背をバックに記念の写真をパチリ。砂丘めぐりの馬車の観覧車に乗り、ゆるりと見て回れますよ。
父はそんなに年というわけではないですが、(83歳 年男)、それでもだんだん歩きたくないと言い出しました。
こんな具合ののんびり観光なら、OKかもしれませんね。
> しかしまあこの手の観光は晴天の日にかぎりますねえ。山陰の天候は変わりやすいですから、「弁当忘れても、傘忘れるな!」といわれる土地柄ですからね。
>
そうなんですか?
雨が多いんですか。
知りませんでした。
では会社に行ってきます。
良い一日を! M
-
- エトランゼさん 2008/05/05 16:20:39
- 素晴らしい芸術品!
- たぬち庵さん、こんにちは。
すばらしい作品群ですね。
とても砂で作られているなんて見えない立派な芸術品でびっくりします。
ずっと前に砂丘に行ったことがありますが、以前とはイメージがずいぶん違うようですね。
- たぬち庵さん からの返信 2008/05/05 21:48:47
- RE: 素晴らしい芸術品!
- どうも、こんばんは。
はい、じつに精巧な、芸術性の高いものでしたねえ。「砂の美術館」とは、よいイベントを考えたものです。今や一つの芸術のジャンルになっていましてね。世界各地で国際コンクールが盛んに催されています。毎年、世界選手権なども行われているんですよ。
鳥取砂丘も周辺整備など、近年はとてもよくなっています。駐車場の整備やら、海岸付近には年中砂の補給作業や、砂の浸食を防ぐために浚渫船による海底保護の作業など、行われれています。
観光写真用のラクダも、いつのころからなのか、3頭に増えていましたよ。
鳥取砂丘は国立公園にありますから、環境とイメージをよくして、観光客にたくさん来ていただくように、しないといけませんねえ。
砂の美術館、夜のライトアップも幻想的でとてもきれいでした。4トラ名「ルリさん」がとてもきれいな写真記を発表していますよ。
コメント、ありがとうございました。 それでは、また、たぬち庵。
-
- ヤッシーさん 2008/05/05 10:26:53
- この時期に行きたかった・・・
- たぬち庵さん こんにちは
砂の美術館すごいですね。
鳥取砂丘は今年1月に行ったのですが、
このようなものがあるなら時期を考えればよかったと
後悔しています。
来年1月までに鳥取に行くことができるか?
と今模索中です。
なにせ行きたいところはたくさんあるので(笑)
海外旅行をしない私としては、海外の世界遺産が
見られるのは素敵です。
ヤッシー
- たぬち庵さん からの返信 2008/05/05 22:17:59
- RE: この時期に行きたかった・・・
ヤッシーさん
どうも、こんばんわーっ。この時期を外したのは残念でしたねえ。
松葉ガニが解禁になる12月ぐらいはどうですかねえ。
日本海の冬景色で、砂丘のすぐ近く、賀露の港にある「渡辺旅館」でカニ料理。ここは旨いカニ料理でとても人気があるお店です。
魚もいきがよくて刺身の味もとびきりのモノですよ。是非お勧めしたいですな。鳥取への旅は冬がいい時期ですよ。20世紀ナシは食べられませんがね。
「砂の美術館」、どの作品も製作者が丹念に精魂こめて作った作品、素晴らしいものでしたね。機会があったらぜひいらしゃってください。
コメントをありがとうございました。これからもよろしく、たぬち庵。
-
- 三昧さん 2008/05/02 21:34:49
- 砂の美術館=鳥取!
- たぬち庵さん こんばんは!
2006年からなんですね。それにしても、鳥取と言ったら砂丘のイメージが強いので、砂の美術館とは(県もしくは市が)上手い事を考えたな〜!と感じました。・・・・数年後は、砂の美術館=鳥取!のイメージが全国区で浸透してるといいな〜!って思います。
アンコールトム(顔の線)とか、それ相当の作家の方が制作されてる訳ですが、素材が砂なので難しいんだろうな〜!って感じます。
ところで、砂は砂丘の砂を使っているのでしょうか?
- たぬち庵さん からの返信 2008/05/02 23:55:04
- RE: 砂の美術館=鳥取!
どうも、こんばんは。お元気そうですね。
はいそうですね。ご存じのように鳥取県はやや遅れていますからねえ。
いろいろと考えています。
私なども4トラを通して日夜一生懸命にコチコチ郷土をアピールするため頑張っていますからねえ(笑)。「砂の美術館」これなどはグッドアイデアだと多くの市民は喜んでいますね。
きっとこのイベントは成功すると思います。インパクトもあるし第一そんなに事業費がかかりませんな。大きな箱ものでないですから。砂像彫刻家と言いましても芸能人や有名音楽楽団を引っ張ってくるより金は掛かりませんな。材料だって砂丘の砂ではありませんが、近くの公共用地にいくらでもありますからねえ。砂丘の砂は原則、他へ少量でも持ち出せません。国立公園内でも特別保護の対象になっています。
砂丘一帯の整備事業を数年前からすすめていまして、最近は以前と比べてかなりきれいになってきました。鳥取県へのアクセスは道路事情も悪いので観光客も減少傾向になっていましてね。この度の「ガソリン暫定税」の復活で姫路〜鳥取を高速道路でつなぐ「姫鳥線」の工事が予定通り完成しそうだと県知事さんが控えめに喜ぶニュースがありました。日本でも有数の貧乏な県の貧乏な県民の前では、素直に喜べない事情もありますからねえ。痛し痒しと言うところなんでしょうな。
鳥取県の最近は、元気のある若い知事さんが続いてなかなかによく頑張っていただいていましてね。売り物の観光産業にも力を注いでいます。住みよい県には間違いないけど産業はずいぶん遅れていますから、これからですね。
機会がありましたら、鳥取も再々いらっしゃってくださいな。
たぬち庵、得意の静かな穴場観光お教え致しますよ。
それではまた。いつもありがとうございます。 たぬち庵。
-
- めぐみ☆さん 2008/05/02 08:25:26
- 砂の芸術、、
- たぬち庵さん、お早うございます。
関東は雨になりました。昨日は暑かったのでちょっと一息かな…
砂の美術館て凄いですね〜。
なじみのある作品が沢山。
バーミヤンは特に見てみたいなぁと思いました。
砂で作り上げる方も凄い!と感動しました。
仏像は好きなので特にそう思うのかも…(苦笑)
素敵なものを見せて頂いて…感謝です。
有難うございます。
めぐみ☆
- たぬち庵さん からの返信 2008/05/02 12:34:40
- RE: 砂の芸術、、
- めぐみ☆さん、どうもこんにちは。
さっそくに、どうもありがとう。山陰鳥取は今日もよい天気ですよ。
砂の彫刻、これで2回目なんですが毎回立派なものですな。世界で活躍する砂の彫刻家の作品ですから、みていて感激ですな。リアルに砂で再現された、アジアの世界遺産がほんの散歩がてらに愉しめるのですから素晴らしいね。
私も、このバーミヤンの大仏、石像の顔面はイスラム教徒によって無残にもそぎ落とされてますが、みごとな表情に再現されているのに驚きました。
モナリザの微笑みにも劣らない、柔らかで包みこんでくれるような慈愛のこもった笑み、砂で作った像などとはとても思えませんねえ。
昔、長安からはるばるこのバーミヤンの地を訪れた三蔵法師も深く感銘を受けたでありましょうこの石窟と大仏像。当時は金色に輝き周囲の壁画も極彩色のそれは美しく神々しいものだったんでしょうねえ。想像するだけでもじつにたのしくなってきます。
「人類の残した文化遺産」。ほんとうに大切に守っていきたいものですねえ。
それでは、また。 よいご休暇を。 ありがとう たぬち庵。
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