2011 今年も山陰へ 4 有福温泉
1位
人気旅行記ランキング有福温泉9件中
- 交通手段 :
-
- 現地移動 : レンタカー / ANAグループ
- 一人あたりの費用 :
-
- 旅行費総額 : 1万円 - 3万円
- 同行者 :
- カップル・夫婦(シニア)
- 手配内容 :
- 個別手配
石見神楽に後ろ髪引かれつつ、今夜の宿泊先である有福温泉へと向かった。
有福温泉は、山あいの小さな温泉町だ。
後で分かったことだが、ちょうど一年前の8月8日朝、この温泉は突然火災に見舞われ、結局2軒の温泉旅館と2軒の民家(うち一方は元旅館「和田屋」)が全焼してしまったのだった。
まさかその一年後に宿泊することになるとは、夢にも思っていなかったのだが。
宿泊した宿は「竹と茶香の宿 旅館樋口」。
有福温泉には現在6軒の温泉旅館があり、その他いくつかの共同浴場で成り立っている。
火災が起きる前にはもう2軒の旅館があったが、いずれにせよ元々規模は小さい。
かつては広島辺りからの湯治客を中心に、ささやかに営業されていたらしいが、近年「旅館樋口」は、そうした湯治宿からの脱却を図ろうとしているらしく、館内の至るところに遊びの精神を発揮して様々な工夫を凝らし、若者から親子連れなど、様々な年齢層に指示される幅の広い宿として売り出しているらしい。
この宿だけが、鄙びた湯治宿というイメージからかけ離れた個性を発揮しており、その評価は微妙に分かれるようだ。
-
箪笥の傍に姿見。
これは浴衣を着るときに便利だった。
「お好きな浴衣を。」と言われ、いちおう選んでみたが、着物の着付けはできない私。
適当に自己流で着付けし、町歩きもしてみた。
着物の着付け、習わなくちゃ! -
満点!と言いたかったが、問題はお風呂です。
なんと部屋にはお風呂がありませんでした!
この宿には、幾部屋か風呂無しの部屋があったのですね。
申し込んだ時点でそれは知らずに、けっこう安いと思ったのですが。
そうだったんだ!
で、必然的に温泉に行くしかなくて、もちろん部屋風呂があっても温泉には行くつもりでしたが、この日は満室だったと見えて、温泉も満員。
小さな温泉で、風呂桶がシャワーの数の四つしかなかったので、シャワーの前に陣取った若いお姉さんが長い髪を洗い始めると、彼女たちが洗い終わるまで待つしかなくて。。。
考えてもみてください。
温泉に入るべくタオル一枚のみの姿で、シャワーが空くまで手持ち無沙汰に待つのです!体も洗わず温泉に即入るという不作法は私にはできません。
同じ立場になって困った様子の、愛媛県から来たという女性と話したものの、件の若いお嬢様たちは、実にゆっくりしっかり髪や体を洗っており、待っている人間がいることなどにお構いなし。
ええ、そりゃ然るべき料金を払って、少しばかり早くお風呂にやって来たわけですから、ゆっくりと汗を流すのはあなた方の当然の権利ですわよ。
しか〜し! 少しは周りの人間に気配りしなさいよ!
と、このお風呂の一件で、この宿の評価がかなり下がってしまったのは如何にも残念。
この点さえなんとかしてもらえたら、他は言うことなしでした。
-
上の写真とこれは、いずれも露天風呂です。
写真を撮ろうとしても人が入っていたので、中のお風呂は撮れませんでした。
露天風呂の傍らには、このように竹筒入りの日本酒など置いてあり、粋な計らいだと思うものの、せめて風呂桶をもっとたくさん置いて!と言いたい。
露天風呂に桶が置いてあれば、シャワーがいっぱいでもこちらで何とかできるというものです。 -
これは共同湯の「御前湯」。
中からは、大声で騒ぐ若い人の声が聞こえてきて賑やかそう。
旅館の温泉がイマイチだったので、共同湯ということを考えないではなかったが、この騒々しさではここもいっぱいなのだろう。 -
小さな温泉街を歩いて行くと、「和田屋」という門柱が残っている場所に遭遇。
熱で溶けかかったまま残っているが、これが昨年の火事で焼けてしまった元旅館であろう。
何年か前に廃業していたというが、昨年本当に建物が全焼してしまったのだ。 -
「和田屋」に続くこの辺りが空き地になっているが、全焼してしまった「たじまや」さんや「てらへや」さんの跡地なのだろうか?
もう再営業は難しいのだそうだ。
写真家や画家が、必ず風景の中心として取り入れたと言われるこの温泉街の象徴が、消滅してしまったのだ。
それにしても、ちょうど一年前のこの8月8日朝8時頃(まさに今、この時間)、この辺りには火災の煙が充満していたのだ。
不思議な巡り合わせを感じてしまう。 -
ウェルカム菓子の「善太郎餅」は、ここで売られている。
ここのご主人が、かつての有福温泉の町並みを描いた絵や写真を見せてくれた。
客は全盛期の六分の一ほどに減少したそうだ。
若い人がたくさんいますねと言ったら、あれは夏だけで、広島辺りから泳ぎに来て、ここで潮を落としていくので、温泉が白く濁るのだと言って苦笑いしていた。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。問題のある投稿を連絡する
有福温泉 旅行記ランキングこの旅行記は現在1位 (38票) です。













































