カタール航空 STPC 利用の手順と体験記（無料ホテルサービスの利用方法）

欧州行きのチケットが夏休みにも関わらず格安だったのでカタール航空を利用しました。
この航空券のネックは、復路 羽田空港深夜到着で、東京都以外ですと帰宅できるエリアが限られるという点とドーハでの乗り継ぎ時間が半日以上ある点です。
この半日以上ある乗り継ぎ時間に関しては、条件さえクリアしていればカタールに入国し、カタール航空が用意してドーハ市内のホテルに宿泊することが出来ます。

ドーハでの長い乗り継ぎ時間をどう過ごすか？カタール航空が用意している STPC はどのように利用するのか？手順と体験記を同じような悩みを持つ方のために記します。

まず、購入した航空券が条件をクリアしていないとSTPCは利用できず、ただひたすら半日以上、空港で過ごす事になります。カタール航空のホームページから直接購入の場合ですと良いのですが、旅行会社経由で購入した格安航空券ですと、まれに利用出来ないことがあるそうです。
またSTPCの申請リクエストも旅行会社経由で購入すると直接申込ず、旅行会社に依頼して間接的に申し込む事になります。
私が航空券を購入したD社は、この手の依頼が多いようで、カタール航空STPC依頼の専用フォームが用意されており便利でした。
ダメもとで、カタール航空の日本語窓口に電話しましたが、しっかり購入履歴は把握しており、旅行会社経由STPCをリクエストしてくださいとやんわり断られました。
依頼から一週間くらいで旅行会社からSTPCの確認書類がPDFで送られてきました。
ただ、予約後、利用予定の便が航空会社の都合で何度かフライトスケジュール変更があり、最終版のPDFは出発の2日前に届きました。
大きな時間変更ではないので条件はクリアしたままで問題はありませんでした。

ドーハ乗り継ぎ当日は、まずは他の乗客と同じ流れで進んでいき、カタール航空の乗り継ぎカウンターまで来たら流れから離れ、ホテルの案内のレーンに並んで、プリントアウトしたSTPCの書類を係員に渡します。
ドーハ市内の宿泊ホテルは、ここで決定します。
当初、ネットの口コミ等で旧空港近くのカタール航空御用達のロアナホテルと思っていましたが、市内中心部のRetaj Al Rayyanホテルでした。

手続きが終わったら、今度はカウンターで発行して貰った書類を持って、トランジットの流れには進まず、入国審査へ進みます。ドーハは乗り継ぎ客が大半なので、日本人を見ると係員はトランジットの流れにのせようとしますが、先ほど受け取った書類を見せて、arrivalに進むことをアピールする必要があります。
ドーハ宿泊の注意点としては、ドーハでは預けた荷物はピックアップできないので、ホテルで必要な物品は必要最低限、機内持ち込み荷物に入れておく必要があります。

無事、入国審査を終えたら、出口で該当するホテルのスタッフに声をかけます。
ホテルの名前の書かれたプレートがずら～っと並んでいました。
同じ時間帯にホテルに向かう人が全員集まると送迎バスで市内のホテルに連れて行ってくれます。

ホテルに着いたら、パスポート、カウンターで貰った書類をフロントに渡せば無事チェックイン終了です。
ホテルにもよりますが、この時、空港に戻る送迎バスの時間を言われます。

あと、乗り継ぎ時間が12時間を超えていると、1食分の食事代が付いてきます。金額の上限（私の場合 100カタールリヤル）があり、超えたら自腹での支払いと言うことを注意事項としてホテルスタッフから伝えられました。（一応、渡された書類にも食事の条件について記載されています）

チェックインが終われば普通の宿泊者扱いで、そのまま部屋で休んでも良いし、市内の中心部に買い物に出かけても良いです。ただし、外は日が落ちても凄い気温と湿度で過酷な環境なので、移動の際は近場でもタクシーの利用をお勧めします。

帰りは指定された時間に送迎バスに乗り空港まで行きます。
空港に着いたら、ボーディングパスは既に欧州の空港で発行済なので、カタール航空のチェックインカウンターには寄らず、そのまま手荷物検査を受けて出国審査を受け、搭乗エリアへ進みます。

長い乗り継ぎ時間も、カタール航空提供のホテルで快適に過ごせました！